「沖縄の結婚式に招待されたんだけど、ご祝儀っていくら包めばいいの?」
「招待されたのはいいんだけど、旅費や宿泊費ってどうなるの?」
なんていう問題に悩まれていませんか?
親しき中にも礼儀あり!ということわざがあるように、いくら仲が良くてもめでたい席で失礼になるようなことは、なるべく避けたいですよね。
そこで今回は、沖縄の結婚式の際に包めばいいご祝儀の額や、旅費・宿泊費のことなどについてお伝えしていきたいと思います。
本土と沖縄の結婚式の違いについてもまとめてみましたので、よろしければご覧になってみてください。
沖縄の結婚式 ご祝儀の相場は?
あなたが、沖縄で結婚式を挙げる方との関係性にもよりますが、ご友人であれば
ズバリ!!
「1万円」ポッキリでオッケーです!
「えっっ!?本当に1万円で大丈夫なの?」と心配になりますか?
いいんです!!本当に1万円で大丈夫なんです!
なぜかというと、沖縄の結婚式の相場は親族以外は1万円でオッケーという暗黙の了解があるんです。
(親族関係であれば年齢にもよりますが、3万円くらいが通常のラインです。)
しかし、これは沖縄出身者の結婚式(披露宴)の場合に当てはまることですので、そこは注意が必要です。
仮に、本土の方が沖縄で結婚式を挙げる場合は、これには該当しません。
ご祝儀の相場が本土と違うのはなぜ?
では、なぜ沖縄の結婚式(披露宴)のご祝儀は「1万円」でいいのか。という理由についてお伝えしていきたいと思います。
結婚式の頻度が多い
まず、何といってもこれですね!
結婚式に招待される頻度が、他の都道府県に比べて圧倒的に多いッッ!
沖縄って、狭い地域じゃないですか?その分、縦横のつながりが非常に強いんですね。なので、招待される回数がめちゃくちゃ多いんです!
僕の知り合いで、1ヶ月のうちに5回も結婚式に招待された人がいるんですけど、その月は
「カネがない。カネがない。」
と呪文のようにぼやいてました(笑)
完全に“祝儀ビンボー”です(笑)
料理が”円卓”のビュッフェスタイル
そして、これもご祝儀額が少ない理由になっています。
沖縄の結婚式の料理の出し方というのが、一席ごと(約7〜8人のテーブル)の円卓があって、円卓の上に料理が準備されていて、そのテーブルに座っているみんなで料理を取り分けるというシステムが一般的なんです。
中華料理屋でクルクル回しながら取るやつです。潔癖症の方にはちょっとしんどいですね…
僕も一度、他府県の結婚式に出席したことがあるんですが、その時の料理が一人一品ずつのコース料理でした。
(沖縄とは勝手が違ったので、とても緊張したことを覚えています笑)
結婚式の費用って、料理が占める割合が約50%といわれていますので、その部分から見てもご祝儀が安くなっている理由の一つと言えます。
招待客が多い
先程の結婚式に招待される頻度が高い!ということと関係しているんですが、とにかく招待客の数が半端なく多いんです。
僕が参加した中でいうと、参加人数の少ない結婚式(披露宴)で200人程度。一番多い結婚式で450人近くいたことがあります!
ちなみに、その450人の招待客がいた結婚式の主役って別に芸能人でもなんでもないんですよ。ただのウチナーンチュ(沖縄人)です(笑)
で、その時の結婚式でちょこちょこ聞かれたのが、
「俺、アイツとそこまで仲良くないんだよな。」というボヤキ?でした(笑)
実は、沖縄の結婚式ってこういう事がよくあるんです。
沖縄には「いちゃりばちょ~で~」(出会えば皆兄弟)という言葉があるんですが、それが作用してこういう人数になるときがあります。
(いい意味なのか、悪い意味なのかはその人の捉え方次第です笑)
旅費や宿泊費はどうなる?
続いて、「招待されたんだけど、旅費や宿泊費はどうなる?」ということについてお伝えしていきたいと思います。
遠方の結婚式に招待された場合、基本的には旅費や宿泊費は招待する側が持つ事が多いですね。基本的には・・・
今回の記事では沖縄出身者が挙げる結婚式で、招待する側とされる側の関係性が”友人”という前提でのお話なので、その点をご理解いただけたらと思います。
ということで、旅費や宿泊費ですが基本的には“出ない”と考えたほうがいいでしょう。
まず、本土から来ていた方にこの手のことを聞いたことがあるのですが、1人として旅費や宿泊費が出た!という話を聞いたことがありません。
むしろ、その本土から招待されていた方たちは、ほとんどの方が結婚式ついでに観光!のほうが目的だったようです。
ま、普通はそうですよね(笑)
せっかく沖縄に来てるんだから、観光もしないと損ですよね!
その友人との付き合いの濃さにもよりますが、正式に招待される前に事前に何らかの連絡があるはずですから、その時に
「旅費や宿泊費はどうなるのか?」
ということは、聞いておいたほうが無難ではありますね。
ちなみに僕は、逆の立場に立ったことがあります。今から6〜7年前頃ですが、沖縄出身の友達が愛知県で結婚式を挙げる事になりました。
この友人は、小学校からの友人だったのですが事前に連絡が来て、
「結婚式に出席できるか?」と聞かれた時に、すぐ聞きました。
「旅費や宿泊費はどうなる?」と。
結局、旅費や交通費は出ないということになって、声を掛けられたうちの半分以上は行けないということになりました。
本土と沖縄 結婚式の違いとは?
先程お話した、愛知県の結婚式に出席してみて初めてわかったんですけど、沖縄の結婚式と本土の結婚式ってかなり違うんです!
どう違うのか大まかに言うと、本土の結婚式は「儀式」沖縄の結婚式は「お祭り」ぐらいの違いがあります。
そこまで違う、沖縄の結婚式ですがここで少し細かくお伝えしていきたいと思います。
式が始まってから会場入りする人が多い
「ウチナータイム」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
これが、結婚式の場でも出るという悪い癖を持っている方が、結構な人数でいらっしゃいます。
この「ウチナータイム」
最近ではだいぶ改善されつつあるんですが、残念ながらある一定数はいるという・・・
失礼ですね…。
乾杯の挨拶をする前から飲んでいる
この「乾杯をする前から飲んでいる」という行為って、失礼に当たると思いますか?
実はこれ沖縄では当たり前のことなんです!
(正式にはどうかわからないですが・・・笑)
僕が愛知県の結婚式に出席した時に一番感じた違いがこれでした。
席に着くなり飲み物を飲もうとしたんですが、一緒に同席していた友人に一言
「まだひゃ〜!!(まだだよ!!)」
と言われ、冷や汗をかいたという事がありました。
沖縄の結婚式に出席した時には、乾杯が始まる前に飲んでも誰にも咎められませんから即やっちゃってください!!(笑)
最後は全員で”カチャーシー”
そして最後は、おなじみのカチャーシー。
「えっっ!?カチャーシーって何??」と思いましたか?
カチャーシーというのは、おめでたい席の場などで踊る沖縄の伝統的な踊りのことです。
カチャーシー(2007年3月)
カチャーシーは、テンポの速い沖縄民謡の演奏に合わせて踊られる、両手を頭上に挙げ、手首を回しながら左右に振る踊り。多くは演奏会や宴席のクライマックスとして踊られる。沖縄方言の訛で「かき回し」という意味であり、頭上で手を左右に振るさまが、かき回すように見えるため呼び名がついた。
これを結婚式の最後に、舞台上で参加した方全員で踊るのが沖縄の結婚式では恒例になっています。
ちなみにカチャーシーの際には、新郎新婦も必ず舞台にいるので、その時に声をかけたりするのもいいでしょう。
一般人の結婚式を放送する番組「ハイサイ新婚さん」
本土の方には理解できないかもしれませんが、毎週日曜日の午前9:50分からOTV(8チャンネル)で約5分間、一般人の結婚式に潜入取材する番組「ハイサイ新婚さん」が放送されています。
この番組は、沖縄では定番の番組で『ハイサイ新婚さんに出たい!!』という方が多数いらっしゃいます^_^
番組の内容としては、
[box class=”pink_box” title=”「ハイサイ新婚さん」番組内容”]
①新郎新婦へのインタビュー
②新郎友人・新婦友人からのメッセージ
③結婚式全体のダイジェスト
[/box]
などが放送されます。
僕的には小さい頃から見ている番組だったので、当たり前のように捉えていたのですが本土の友人に『芸能人でもないのに、何で一般人の結婚式をTVで放送してるの?』と言われ、『確かに!!』と妙に納得させられるということがありました^^;
あ、この番組で沖縄の結婚式(披露宴)の雰囲気がだいたいつかめるんじゃないかなぁと思いますので、ツイートをご覧になってみてください。
今日放送の沖縄テレビのハイサイ新婚さん❤️
結婚式の様子収録来てもらったのが放送されてたよ👰💕
みんなも写ってたり何か嬉しかった♡ pic.twitter.com/UFqO7gutty— Cham♥ (@cyam0802) 2017年6月25日
まとめ
今回は、沖縄の結婚式での祝儀はいくらか?などについてお伝えしてきました。
お伝えしたことをまとめると、
[box class=”blue_box” title=””]
・祝儀の額は1万円ポッキリ!
・旅費や宿泊費は基本出ない
・沖縄の結婚式は本土とは違う点が多い
・カチャーシーは全員で
[/box]
といったような感じです。
沖縄の結婚式って本土の結婚式とは、
かーなーり、違います!
もし旅費や宿泊費が出なくても、めちゃくちゃ貴重な体験になると思いますのでぜひ、参加してみてください。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!